小さき者へ -重松清-

小さき者へ
小さき者へ

重松清氏の直球作品。

主に思春期の子供と親の関係を描いた作品の短編集です。
どの親も昔は「思春期の子供」を経験しているのに、どうして我が子と分かり合えないのか…。
そんな第三者視点から見ると、非常にもどかしい物語満載です。

子供に真摯に向き合う―。それは一見、素晴らしいことのようにも思えますが、その「真摯」さが子供にとっては、時に大きな重荷になることもあるわけですな。

親も、子供も答えはわからない。どうしていいかなんて、到底わからない。
親とか大人とか子供とか、勝手に線を引くから話はこじれるんじゃね?
親と子供じゃなくて、人と人。
親だから、子供を導こう、などと傲慢で寂しいことは、考えちゃいかんよね。

上手くいくかは、わからんけども、前に、先に立つんじゃなくて、隣に並んで、しっかりと顔を見て歩けたら、いいな。

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